「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」のコロナ対策と混雑状況

こんにちは、mochiです。

 

先日、国立西洋美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に行ってきました。

コロナ禍以降、国立西洋美術館では初の開催となる大型の特別展です。

未曾有の事態の中、安全に鑑賞できるよう日々尽力くださっている美術館スタッフさんには感謝しかありません!

 

今回は、コロナ感染拡大防止のために国立西洋美術館が行っている対応や、特別展の混雑状況についてまとめました。

これから美術館に行く方、行きたいけれど迷っているという方の参考になれば嬉しいです。

 

美術館でのコロナ対策

日時指定チケットを事前購入

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」東京会場では、混雑を緩和するために、原則、日時指定制での入場となります。

チケットを全く持っていない人と、前売り券などを持っている人では入場前の動きが変わります。

チケットを持っていない場合
  • 事前のチケット購入が必須
  • チケットは日時指定制
  • 会場での入場券販売は無し
前売り券・招待券を持っている場合
  • 「前売券・招待券用 日時指定券」を別途購入
  • または当日先着順で入場

mochi

詳しくは公式ウェブサトで必ず確認しましょう!

当日の混雑状況はこちらのアカウントでツイートされます。

アルコール除菌・マスク必須

博物館の入り口はもちろんのこと、展示室の入口、おみやげコーナーの入り口、レストランの入り口に手指消毒用のアルコールが設置されていました。

スタッフさんがひとりひとりに除菌を依頼する声かけを行なっていました。

 

また、マスクを着用するよう注意書きが貼られているのを見かけました。

展示室入口の入場待機列

美術館の入り口には待機列がありませんでしたが、施設内に展示室へ入るための待機列が形成されていました。

一度に多くの人が入らないよう調整を行なっているようです。

 

私は土曜日の14:00〜14:30入場のチケットを購入し、14時頃に到着しました。

このとき10組ほどが、広めに間隔を開けて展示室の入口で待機列を作っていました。

待機時間はそれほど長くなく、到着から10分かからず展示室に入ることができました。

 

チケット確認は透明フィルム越しに行われており、スタッフさんはビニール手袋を着用されていました。

音声はガイド貸し出しあり

いつもの特別展と同じように、音声ガイドの貸し出しが行われていました。

鑑賞者が直接手で触れるものなので、おそらく除菌など徹底して行われていたと思います。

 

なお、自分のスマホで聴けるガイド音源がインターネットで販売されています。

貸し出し品の使用が気になる人は、そちらを活用すると良いと思います!

グッズ販売の待機列

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」のオリジナルグッズは、通常のミュージアムショップとは別に特設会場が設けられていました。

ここに入る際にも、入場制限の列ができていました。

私が行ったときには15組ほど並んでいました。

 

すみっコぐらしとのコラボ商品など、可愛らしいオリジナルグッズもたくさんありましたので、是非立ち寄ってみてください!

図録もここで買えます。

コロナ禍がもたらした展示会への影響

混雑なく鑑賞しやすい環境

日時指定制のチケット導入や、展示室入口での入場人数制限のような取り組みにより、展示室内は混雑せず、ひとりひとり一定の距離を保って鑑賞することができました。

曜日や時間帯にもよるかと思いますが、私が鑑賞した土曜日14時頃の時間帯は、人気の作品でも5〜6人が集まる程度の混雑に抑えられていました。

 

混雑が緩和されていることにより、一つ一つの作品を立ち止まってゆっくり鑑賞できたのは、とてもありがたかったです。

また、移動の際も押し合うこともなく、スムーズに動くことができました。

お客さん同士も会話を控えようと意識しているのか、館内は静かで、鑑賞しやすい環境でした。

mochi

ちなみに、展示室内にはソファーがいくつかありましたが、一度に座れる人数が少なくなるよう注意書きが貼られていました。

 

今後の美術展のあり方

特別展は、とにかく人が多くぎゅうぎゅう詰めで、落ち着いて作品を鑑賞できないことも多いですよね。

今回は皮肉にもコロナの影響によってスムーズに鑑賞することができました。

 

鑑賞者としては、他の展覧会も今回のような日時指定チケットが導入され、スムーズに鑑賞できたら嬉しいなと感じました。

ただ、来場人数を絞ることで、収入が少なくなるのは美術館にとって痛手ですよね…。

個人的には、チケットがやや高くなってもいいので、空いている時間に鑑賞できるなどの特典があっても良いかもと思いました。

 

近年の展示会は、テレビ局や新聞社の宣伝によって多くの来場者が集まる一方、人が多すぎて鑑賞しづらいという状況が生まれていると思います。

美術展の裏側を知りたくなったので、この本を読みはじめました!

 

 

*アイキャッチ:Photo by Antenna on Unsplash

 

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