こんにちは、もちです。
最近、呉竹の顔彩「スターリーカラーズ」6色セットを購入しました。
色見本の写真をTwitterに投稿したところ、たくさんのいいねをいただきました!
呉竹さんの顔彩耽美スターリーカラーズの色見本を作りました!
めちゃくちゃ綺麗で、嬉しくて何度も角度変えて楽しんだ✨写真で伝わるかな?
桃金色(左下の猫)が特に好きです🍑#呉竹 #顔彩 #顔彩耽美 #スターリーカラーズ pic.twitter.com/15V4FR5FJ4— もち🐇 (@mochiblog0x0) September 25, 2020
絵に金色、銀色が入ると華やかになりますし、アクセントとしてとても綺麗ですよね。
金、銀などメタル系の煌めきは、アナログ画材だからこその良さを引き立てるなと感じます。
「スターリーカラーズ」は本当に可愛い色合いだったので、もう少し詳しくまとめたいと思い、ブログに書くことにしました。
今回もどうぞお付き合いくださいませ。
目次
顔彩耽美スターリーカラーズの色見本
今回使用したのは、こちらの呉竹「顔彩耽美スターリーカラーズ」です。
風合いの違う5色の金色と、銀色1色がセットになっています。
パッケージにもある通り隠ぺい性に優れていて、黒い紙の上でもきれいに発色します。
今回は白い紙と黒い紙の上に同じ絵柄を描いてみました。
- 白:ホワイトワトソン300g
- 黒:画用紙 黒(セリアで購入しました)
No.901 青金色(あおがねいろ)
黄色みのある金です。
6色の中では「黄金色」と似た色合いですが、この「青金色」の方が名前の通りやや青みがかって落ち着きがあるように見えます。
No.902 赤金色(あかがねいろ)
他の金色と比較するとかなり赤みが強い金です。
金色というより銅色と言った方がイメージしやすいかもしれません。
こってりと重厚な雰囲気があります。
No.903 黄金色(こがねいろ)
これぞ金!といったかんじの、黄色みのある鮮やかな金色です。
ピカピカな金貨やインゴットのような眩しい金のイメージです。
とりあえずスタンダードな金色が使いたい時はこれ。
No.904 桃金色(ももがねいろ)
いわゆるピンクゴールドのようなとても可愛らしい色です。
黄色みが弱いため、しっとりと落ち着いた雰囲気に見えます。
色名も見た目も可愛くて、いちばんのお気に入りです。
No.905 淡金色(あわがねいろ)
他の金色に比べると隠ぺい性が低いように見えますが、光が当たると黄色みのある金色がキラキラ光ります。
主張しすぎない金色なので、大人っぽい雰囲気があります。
No906 白金色(しろがねいろ)
6色の中で唯一黄色みがない、いわゆる銀色です。
ベースが白系なので、白い紙よりも黒や濃い色の紙の上でよく映えます。
「黄金色」の対の色として一緒に使うと、豪華さが際立ちますね。
使い心地は滑らか!
顔彩を使ったのは初めてだったので、うまく使えるか不安でしたが、水で滑らかに溶くことができて、簡単に使えました。
道具も顔彩用のものは全く持っていなかったので、いつも透明水彩絵の具を塗る時の筆や紙を使用しましたが、特に違和感なく塗ることができました。
筆で塗るだけではなく、水に溶かすことでつけペンのインクとしても使用できました。
メッセージカードなどを作る時にも重宝しそうですね。
パッケージに注意書きがありますが、使用後は筆をよく洗った方が良いです。
キラキラが筆に残っていると、次に絵を描くときに他の絵の具にキラキラが混ざってしまいます。(それはそれで綺麗ですが…!)
水彩絵の具と重色・混色してみた
せっかくだから手持ちの画材とあわせて使えたら、いっそう楽しいですよね。
私はふだんクサカベの透明水彩絵具を主に使っているのですが、顔彩は初めて使うので
「そもそも水彩絵の具と顔彩(スターリーカラーズ)は一緒に使えるの?」
と、初歩的なところが気になってしまいました。
そこで、水彩絵の具と混ぜたり重ねたりした時にどんな感じになるか試してみました。
1.重色(水彩→スターリーカラーズの順に重ね塗り)
- 水彩:クサカベ透明水彩絵の具 5種
- 顔彩:スターリーカラーズ 黄金色
まずは、紙に水彩絵の具で色を塗り、完全に乾いてからスターリーカラーズの黄金色を塗りました。
黄金色が水彩よりも上に塗られるので、金の光沢を損なうことなく塗ることができました。
下地に水彩の色が見えて綺麗です。
スターリーカラーズは隠ぺい性に優れるということで、濃く塗りすぎると水彩の色が隠れて意味がないと思ったので、やや薄めに塗ったところ、ちょっとムラのある仕上がりになってしまいました(私の塗り方が雑だっただけかも…)。
2.重色(スターリーカラーズ→水彩の順に重ね塗り)
- 水彩:クサカベ透明水彩絵の具 5種
- 顔彩:スターリーカラーズ 黄金色
次に、スターリーカラーズ黄金色を紙に塗り、完全に乾いてから水彩を塗りました。
予想としては、金色にやや水彩の色がかかって綺麗かな、と思っていたのですが…
水彩を上から塗ったところ、乾いていた黄金色が溶けてムラになってしまいました…!
いつものように水彩絵の具を重ね塗りする感覚で使ってしまったのですが、顔彩は特性が違うようで、これは正しい使い方ではなかったようです(顔彩は悪くない!私が悪い!!)。
ちなみに、水彩5色のうちビリジャン〔ネオ〕、オーロラピンク、ローズマダーは透明色、パーマネントイエローライト、セルリアンブルー〔ネオ〕は「半透明色」ですが、半透明色2色は特にキラキラが見えづらく濁ってしまいました。
3.混色(パレットで混ぜ合わせて塗る)
- 水彩:クサカベ透明水彩絵の具 5種
- 顔彩:スターリーカラーズ 黄金色、白金色
最後に、パレットの上で水彩と顔彩を混ぜてみました。
キラキラが絵の具全体に満遍なく行き渡り、ムラなく塗ることができました!
ただし、絵の具と顔彩を混ぜ合わせると、当然のことながらキラキラの含有率は下がります。
このため、スターリーカラーズ単体で使った時よりはキラキラ感が抑え気味になります。
ちなみに、スターリーカラーズ黄金色は黄色成分が多く、どれも黄色味が強くなりがちだったので、白金色でも試してみました。
白金色はベースの色が白なので、色味に大きな影響を与えることなく仕上げることができました。
以上、試し塗りの結果です。
どんな仕上がりにしたいかによって、重色するか混色するか、その都度決めていくことになるかなと思います。
ちょっと失敗もしてしまいましたが、初めての顔彩・スターリーカラーズの特徴がわかりとても楽しかったです!
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