【はじめよう】石塑粘土の魅力&作品づくりに使えるオススメの材料

こんにちは、もちです。

今回は石塑粘土(せきそねんど)についてまとめました。

 

石塑粘土は、手でこねて、乾燥させるだけで作品ができます。

オーブンや専用の機材がなくても始められるので、おうちでハンドメイド作品を作るのにぴったりです。

夏休みの自由工作にもおすすめですよー!

 

「陶器風のかわいいアクセサリーを家でかんたんに作りたい!」

「石塑粘土に興味があるけれど、どんな道具を揃えたらいいの?」

という方にぜひ読んでいただきたいです♪

 

石塑粘土は初心者でも扱いやすく、ブローチ、ヘアゴム、ペンダントなどかわいいアクセサリーがお手軽に作れます。

親子で一緒に工作することもできるので、石塑粘土でおうち時間を楽しく過ごしてくださいね。

1.石塑粘土の3つの魅力

何か作りたいと思ったときに、特殊な材料が必要だったり難しい作業があったりすると、なかなか手が出せませんよね。

石塑粘土は初心者さんでもはじめるハードルが低いことが魅力です。

(1)粘土が扱いやすい

石塑粘土は、石を細かく砕いた粉からできています。

水を混ぜながら練ると柔らかくなり、とても成形しやすくなります。

 

成形後は空気で乾燥します。

オーブンで焼くなど難しい工程が無いのが魅力的ですね。

 

乾燥後は紙ヤスリで削ることでより一層なめらかできめ細かい仕上がりにできます。

また、彫刻刀で削ることもできるので、細かく複雑なデザインのアクセサリー作りにも最適です。

mochi

私は今までに紙粘土、木粉粘土、樹脂粘土を使ったことがありますが、その中でも石塑粘土がいちばん成形しやすく感じました。

(2)着色がかんたん

成形・乾燥させた石塑粘土には、絵の具や油性マジックなど様々な画材で色を塗ることができます。

 

基本的には、耐水性が出る「アクリル絵の具」で着色することが多いようですが、「水彩絵の具」でも色を塗ることができます。

お子さんがいる方は、小学校で使っている絵の具をそのまま使うこともできるので、石塑粘土を塗るためにわざわざ新しい絵の具を買う、ということがないのも嬉しいですね。

 

水彩絵の具を使った場合は、後から塗るニスとの相性で注意が必要です!

ニスについてはこちらで詳しくまとめます。

(3)丈夫な仕上がり

せっかく作った作品は、長く使いたいですよね。

普段使いするブローチやヘアゴムなどのアクセサリー類は、特に耐久性が欲しいところです。

石塑粘土は乾燥するとしっかり硬くなり強度が出るので安心できます。

 

自分で作った作品を家族やお友達にプレゼントしたりハンドメイド作品として販売したりといった使い方を考えている方にもピッタリです。

2.オススメの材料

石塑粘土など必要な材料は画材屋さんや、オンラインショップで買い揃えることができます。

ここでは石塑粘土・紙ヤスリ・絵の具・ニスの4つについて、私がふだん使っている商品を紹介します。

石塑粘土

石塑粘土は、パジコさんの商品が有名で、画材屋さんでもよく見かけます。

パジコさんの商品一覧は公式サイトのこちらのページにまとまっています。

 

私は青いパッケージの「ラドールプレミックス」を愛用しています。

きめ細やかでよく伸びる石塑粘土です。白色度も高く、とっても綺麗!

パジコさんの石塑粘土ラインナップは「ラドールプレミックス」の他に、「ラドール」と「プルミエ」があります。

それぞれの特徴はこんな感じです。

パジコ石塑粘土の特徴
  • ラドール…きめ細かく、伸びが良い
  • ラドールプレミックス…ラドールの伸びの良さ、プルミエの軽さを併せ持つ
  • プルミエ…乾燥後の強度・軽さがピカイチ

上記の通り「ラドールプレミックス」は二つの粘土のいいとこ取りで、軽量かつ強度があるので、はじめて購入する方にオススメです!

↓参考までに!

紙ヤスリ

紙ヤスリは石塑粘土が固まった後に、粗い部分を削ぎ落し、なめらかにするのに使います。

「#400」や「#1000」のように番号がついていますが、これは紙ヤスリの目の細かさを表します。

数字が小さいと目が粗く、大きいと目が細かいという意味です。

 

最初は「#400」などで形を整え、次に「#1000」などでさらに綺麗に仕上げていく、といった使い方をします。

1種類でも構いませんが、細部まできれいに仕上げたい場合には2種類以上の細かさの違う紙ヤスリを用意すると便利です。

mochi

私は上のような#400、#1,000、#1,500のセット販売品を買いました。

ちなみに「耐水ペーパー」と記載がある紙ヤスリは、粘土で目が詰まっても水で紙ヤスリを洗い流せるので便利です!

絵の具

石塑粘土の着色にはアクリル絵の具がオススメです。

これも画材屋さんやネットショップで購入することができます。

アクリル絵の具をおすすめする理由

・発色が良い

・乾きが早い

・耐水性あり

「水彩絵具しか持っていない!」

「わざわざアクリル絵の具を買うのはちょっと…。」

という方は、水彩絵具でも着色できます。

ただし、水彩絵の具を使った場合は、後から塗るニスとの相性で注意が必要です!

これについては、この後のニスのコーナーで詳しくまとめます。

ニス

ニスは作品の表面を保護してくれるのと同時に、ツヤ感やマット感をプラスしてくれます。

強い光沢やみずみずしい見た目にしたいならツヤありのニス、

光沢の弱い、落ち着いた仕上がりにしたいならマット系のニスを選びましょう。

 

形状としては、液状のニスをハケで塗るタイプや、スプレーで吹き付けるタイプがあります。

ハケで塗るタイプはしっかりと厚盛りしたい場合に最適です。

一方、ハケで塗った時のムラが気になる場合はスプレータイプがオススメです。

注意

水彩絵の具で色を塗った上からニスを塗る場合は「水溶性ニス」だと滲みにくいです。

「水性ニス」だと、せっかくきれいに塗った色がニスで溶けて滲むかもしれないので注意。

商品の注意事項をよく読んで確認しましょう。

大切な作品に塗る前に、試し塗りを行うことをお勧めします。

ハケで塗るタイプ

水性ニスはアクリル絵の具で着色した作品にオススメ。

しっかり厚く盛るには、一度でべったりと塗らず、何層かに分けて塗ると良いです。

 

ツヤ出し・半ツヤ出し・ツヤ消しなど種類がいくつかあり、作る作品のイメージや好みに合わせて選択できるのが良いところです。

上で紹介した粘土と同じく、下記のニスもパジコさんが販売しているものです。

水溶性ニスは、水彩絵の具で着色した場合にオススメです。

絵の具の種類や色によっては滲んでしまうと注意書きがあるので、あらかじめ試し塗をすると良いです。

スプレータイプ

スプレータイプのニスは、全体的にムラなく均一に仕上がります。
ハケの跡が付いてしまうこともないので、慣れていない方でも簡単にニス塗りができます。

 

石塑粘土で作ったアクセサリーはminneやcreemaなどハンドメイド・クラフト作品の通販サイトにも多く出品されています。

特別な設備や材料が不要な石塑粘土アクセサリー作りは、これから手作り作品を販売したい人、おうちで工作を楽しみたい人にとって始めやすい素材です。

あなただけの可愛い作品を作ってみてくださいね。

 

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